豊明市 JZX110 マークⅡ フォーチュナヤマハ マフラー修正 M's Factory
社外マフラーを自身で購入して装着したところ、何かおかしいから見てほしいとのことで入庫しました。
私が確認してみたところ、マフラーがとんでもないことになっていました。(笑)
修正していきましょう。
マフラーのあたりが何か違和感があるのがお分かりになりますでしょうか?
リフトアップしました。
マフラーの出口がとんでもなく下にありますよね。(笑)
まだ取り外しはしていません。
すべてのボルト、吊りゴムはしっかり取り付けてありました。
取りあえず、以前別のマフラーを付けている時にぶつけたことがあるらしく、触媒のフランジが歪んで排気漏れをおこしていましたので、ガスで炙って修正していきます。
ガス切断機の酸素アセチレン炎です。
調整前ですが、割合を調整すると炎は約3000℃になるそうです。
フランジを修正するために触媒をダメにしないよう、要所だけを炙って真っ赤にします。
修正完了です。
触媒のフランジとフロントパイプのフランジの形状と径が違うため、ガスケットは2枚重ねになりました。
とりあえずここの排気漏れはなくなりました。
車両後方、スペアタイヤハウスにマフラーが完全に当たっています。(汗)
滅多にお目にかかれないほどの粗悪な作りのマフラーですね。(笑)
最低地上高を稼ぐためにフロントパイプからデュアル管になっているにもかかわらず、純正マフラーよりも低く取り付けられている状態。
値段をお聞きしたところ、決して安値なマフラーではありませんでした。
一点物ではないようなので、治具でも間違えて溶接でもしたのかなとしか思えません。
手作りですので多少個体差はあるのはわかりますがこれは売り物にはできないレベルですね。
返品は受け付けてもらえなかったそうです。
凄い話ですけど。
販売メーカーのコンセプト通りに最低地上高を稼ぐように、ギリギリまで修正して上げていきます。
先ほど干渉していた箇所よりも前で切断しました。
ここから出口まで私の作るワンオフマフラーに生まれ変わります。
切断したパイプを再利用し角度を変えて高さを稼ぎつつ、リアメンバー、車体に干渉しないように調整しながら現合でTig溶接していきます。
できる限り、余りのパイプを駆使して作っていきます。
ついでに出口を斜め外向きの少しはね上げにしてほしいとのことですので、そこも考慮しつつ溶接していきます。
可能な限り歪ませないようにパイプを削ってツラを合わせ、考えながら溶接していきます。
車両から取り外して本づけしました。
カットして余っているパイプを順番に角度を考えながら溶接していきます。
あとはテールパイプを溶接して終わりになります。
出口の角度を決めて仮づけした後、取り外して本づけします。
ここが最も重要で、歪ませると出口の向きが変わってしまうので慎重に溶接していきます。
特にデュアル管は2本とも角度をそろえる必要がありますので大変重要な作業です。
吊りゴムのステーも調整して溶接が完了し車両に取り付けました。
後ろから見てみると・・・
こんな仕上がりです!!
若干ピンボケしてますね(汗)
最初の垂れ下がったみっともないマフラーとは一目瞭然ですよね。(笑)
ハーフスポイラーに干渉しないようにパイプ同士の隙間までギリギリまで詰めました。
後ろからです。
ギリギリまで上にあげました。
燃料タンクとツラくらいですね。
スペアタイヤハウスとのクリアランスです。
オーナー様が自分でハウスを叩いて凹ましたようですが、凹ませなくても余裕のクリアランスを確保できていると思います。
メンバーとの隙間です。
上はギリギリですが干渉はしません。
横は余裕ですね。
上からです。
あえて10ミリくらい段違いに出口を出しました。
個人的に、この出し方がカッコイイと思っています。
完成です。
理想の形になり腹下を擦ることがなくなったと、オーナー様にすごく喜んでいただけました。
本来ある程度の値段で販売するのであればここまでギリギリのクリアランスはないにしろ、ある程度のクリアランスとちゃんとした出口の作りをしていないと売り物にならないと思います。
決して安い買い物ではないのですから。
もう少し買う側の気持ちになって物づくりをしていただきたいと思います。
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