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GRF スバル インプレッサ WRX STI A-LINE トルコン太郎ATF圧送交換

名古屋市緑区からお越しいただきました。

30000キロ台で購入後、現在約90000キロでATFの圧送交換のご相談を頂き、施工の流れになりました。

私の気のせいかと思っていましたが、近所のコンビニで何度か見たことがある車両でした(笑)

今回の作業内容は、オイルパン脱着清掃、モチュールATCでフラッシング後、アイシンAFW+ですすぎ、ニューテックNC−65で仕上げます。

交換後にメールでレビューを頂きましたので以下にペーストさせて頂きます。


水野様

お世話になっております。
先日はATF交換作業ありがとうございました!

帰り際の最初のひと踏みで違いが分かりました。
アクセルレスポンス・パワー感が全く変わりました(私個人の感覚ですが)
例えるのであれば、日常、街乗りでは(きつい坂道でも)全くブーストをかける事無く走れてしまう、と言った感じです。

燃費アップにも期待が持てます。
また色々為になるお話までありがとうございました 笑
本当にありがとうございました!


以上になります。
Y様、非常に細かい内容のレビューありがとうございました。
変化を実感していただけたようで、施工した側の私も大変うれしく思います。
今後ともよろしくお願い致します。

走行距離は約95000Km。

ATF交換歴はおそらく無し。

試走したところ、クリープも弱く、アクセルワークに対して反応が鈍い印象でした。

リフトアップ後、ミッションのオイルパンからオイルにじみを発見。

距離と年数からすると当然かもしれませんね。

ちなみにこのATは液体ガスケットでオイルパンが接着されています。

ドレンアウト時にビンに採取。

透明感が一切なく濁ってますね。

オイルパンを取り外しました。

マグネットに鉄粉が多く付着しているだけで、オイルパンの底にはスラッジなどは見受けられませんでした。

まだAT自体は良好な状態かと思われます。

マグネットを画像手前側のみ指でさすってみました。
マグネットは飽和状態で金属粉をなんとか吸着できている状態です。

この距離のATF無交換の平均的な鉄粉量ですね。
AT内部が摩耗している証拠とでもいいましょうか。
個体差、ATの種類、乗り方にもよりますが、早めのATF交換でこの量の鉄粉の発生は抑えることができます。

ストレーナーは単品供給がございません。

表面積が多い構造のタイプのストレーナーですので詰まることはないと思います。(クラッチ等が以上摩耗した場合は別です)

海外ルートでも以前から探してはいますが見つかりません!

車種によりますが、以前は供給なしでも、後から密かに供給ありになってる車両もあります。(笑)(特にCVT)

バルブボディ等は目視で確認できる範囲は、ひどい汚れの付着はなさそうです。

オイルパンの清掃、液体ガスケットの除去が完了しました。

この状態で、可能な限りバルブボディ周辺を洗浄しました。

思っていたよりかは綺麗でした。

液体ガスケットをオイルパンに適正量を塗布後、ミッションに組み戻します。

塗布量が多すぎるとボルト周辺がみっともない事になりますよ。(笑)

1日目の作業終了です。

当社では液体ガスケット使用車は必ず一晩放置してからしかATF、エンジンオイルパンでも、オイルは注入いたしません。

ご了承ください。

2日目の作業です。

ATクーラーラインをしつこく洗浄後、トルコン太郎とホースで接続します。

アイシンAFW+をトルコン太郎にセットし、抜き取り量+αをミッションに注入します。

エンジン始動後です。

真ん中のビンのドレンアウト時に採取したオイルと画像右側の現在ミッションの中を流れているオイルを見比べると赤みは少し出ましたね。

モチュールATC(オートマチックトランスミッションクリーン)
をATに添加、トラクションコントロールを解除して、時間をかけ、全ギアにフルードを行き渡らせます。

このケミカル自体はフラッシング剤です。

ホワイトガソリンに近い成分かな?

私の判断で本来の使用方法とは異なった形で使用します。

内容についてはオーナー様には施工後に説明させていただきましたので割愛させていただきます。

もしこの記事を見た同業者さん、マネをしないほうがいい場合がありますので注意してくださいね(笑)

感のいい方なら記事を順に見ていくとわかると思います。

モチュール ATCを添加した直後です。

ここからなじませます。

カメラにははっきりと映りませんが、先ほどよりも、ものすごくモワモワと摩耗粉が対流しています。

例えれば砂嵐(笑)

ATFの清浄分散ではほとんど洗浄できていない証拠です。

ただ、使わないほうがいい場合があるので気になった方はご相談ください。
アドバイスさせていただきます。

何度もシフトチェンジしてなじませてから圧送交換開始です。

1/3ほど圧送交換が進んでいる所です。

右の廃油モニター内のオイルに赤みがでてきました。

申し訳ないのですが、この直後に電話対応があったためこの後の写真がありません。

NUTEC Multi Fluid NC−65をトルコン太郎にセットします。

以下はNUTECホームページから引用しています。


ニューテックテクノロジー 独創的新世代ルブリカンツの秘密

オイルの分子構造を超微粒子化し、極薄で強鞍なSdl膜を形成。低フリクション化と油膜切れ防止、高シール性を両立
従来オイルの1/10以下の超微粒子構造のオイルは、せん断性、熱伝導性、確圧性に優れています。
微細化したオイルは金属表面に吸着し、極薄油膜を形成し強靭で油膜切れを起こさない理想的な滑接面を作りだしてエンジン内部のフリクションを劇的に低減し、パワーアップや静粛性が走り出した瞬間から体感できます。
従来にない新しい構造のオイル。添加剤に依存せずベースオイルを高性能化
添加剤に頼っていた今までのオイルとは全く違う発想で開発しています。ベースオイル自体を高性能化することによってオイル性能が劣化しにくい特徴を持っています。

以上です。

(基本、エンジンオイルの事が書いてありますが、基本理念は同じです)

NUTECさんは、「添加剤に頼らない、上質なベースオイルが基本、超微細なオイル構造が薄く強い油膜を作る」

とにかくこだわり抜いた思想のオイルメーカーさんです。

入れた方しかわかりませんが、ハードに走りこんでも熱ダレした感じがほぼありません。

NC−65はNUTECのプレミアムラインになります。

とにかくターゲットを絞って性能をとことん追求したシリーズ、とでもいいましょうか。

低粘度指定の多段AT、CVT車で冷帯時、温帯時とも極上の変速フィーリングとトルク感が手に入ります。

(私の経験上、6速8速のAT車は特におススメ!)

業者によっては大げさに最強のフルードだとか超高性能だから間違いないと言って勧められることも多々あるようです。(最近はNC−65がかなりネットに露出しており、その情報をあてにしていると思います)

実際に東海地区の他店でトルコン太郎使用でNC−65に入れ替えてから当社にフルードの種類の入れ替えをご依頼いただくケースが何台もございます。

おそらく店側がフルードの特性を理解していない、AT/CVT個体に対してのフルードの選択ミス。

好みがハッキリと分かれるフルードですので当社では説明をさせていただいてからフルードの選定、施工させていただいております。

1回目のAFW+ですすぎ完了後の写真まで取り忘れてしまいました( ノД`)シクシク…

左の新油モニター内はNC−65になっていますが、右のクリーナーモニター内の現在ミッションの中を流れているAFW+です。

赤みもしっかり出て、透明度もあり濁りは少ししかありません。(1回目の交換後、サイドシフトチェンジを何回も行い、なるべくフラッシングの成分が残らないよう工夫しています)

NC−65に入れ替えの圧送交換です。

指示量の半分ほど圧送交換が進んでいる所です。

右の廃油モニター内のオイルの赤みが薄くなってきました。

徐々に赤みが薄まっていき、NC−65に入れ替わってきます。

NC−65に入れ替え圧送交換終了です。

赤みは残りますが、透明度は高いです。

レベルゲージ付きですので、ホースを外す際に比色用にビンに採取します。

いい透明度に仕上がりました。

フルードレベルをしっかりと調整します。

ATの再学習も行います。

比色です。

左から順に、NUTEC NC−65の新油、ホースを外す際に採取した現在ミッションの中を流れているオイル、最初にドレンアウトしたオイルの順です。

ここまで仕上げると、フルードの性能をフルに発揮でき、持ちも変わると思います。

私の試運転した感じは、伝達ロスが少なくなり、出だしの加速にパンチが効くようになりました。

やたらとキビキビ走るのでおかしいと感じたのですが、コンピューターチューニング車両でエンジンオイルはZERO SPORTSだそうです。(笑)

ZERO SPORTSのオイルのリピーター様です。(私は是非試して頂きたいエンジンオイルがあるのですが、お客様の意向があるので控えさせていただきます)

街乗りがメインとのお聞きしていましたので、超快適変速車両に生まれ変わりましたね。

この度はご用命ありがとうございました。

ATF交換 CVTF交換トルコン太郎 による圧送交換は トルコン太郎設置店 愛知県 豊明市 M’s Factory にお任せください!!

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