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GRS184 クラウン トルコン太郎ATF圧送交換

知多郡阿久比町からお越しいただきました。

トヨタ クラウンアスリート GRS184です。

交換を行うにあたり、症状等を詳しくお聞きして、打ち合わせ後、当社にご依頼いただきました。

交換後にこのようなメールをいただきましたので、下記にペーストさせて頂きます。

先日、GRS184クラウンアスリートのATF交換をお願いした○○です。

試乗の時にも路地っぽいところでの角を曲がってからの出だしでギアが
滑るような感覚が無くなってるのは感じていましたが、普段走ってる自宅
付近の道路で朝、通勤する時にハッキリと違いを確認できました。
さらに、通勤時には高速道路も使用しているので合流時の加速のスムーズさ
追越しをするときのキックダウンによるシフトチェンジのタイムラグの消失
変速ショックの消失など購入してから今までATに関して感じていた違和感
がなくなりました。
今まで感じていた若干の違和感は、中古車だしクラウン特有のクセみたいな
ものかなぁなどと思ってましたが違っていたことに気付かされました。

この型式の車の密閉型ATはATF交換手順が特殊と言うことをWebでの
情報を見て知り、交換にはある程度ノウハウが無いとATを傷める結果に為り
かねないとの記事があったので、キチンと密閉型のATF交換を行ってくれる
お店を探していたところM's Factoryさんを見つけたのでお願いを
しました。

電話で予約するときにも交換する部品と洗浄に使うオイル、充填するオイルに
ついてキチンと説明をしていただき、こちらの要望も確認した上で洗浄回数や
充填オイルについても決めさせてくれたので助かりました。
かかる費用についても概算の見積額を出していただき事前に把握できたのも
ありがたかったです。(実際の費用も見積もり通りで助かりました。)
作業についても各工程を写真に撮ってあり終了後に説明をしていただいたので
どのようなことが行われたかが良くわかりました。
次回交換距離数に到達したらまたお願いをすることになると思います。
その時はよろしくお願いします。


以上です。

お客様からこのようなメールを後日頂くことがありますが、私としても施工した甲斐があったと非常に嬉しく思います。

使用オイルはアイシンAFW+ですすぎ後、ワコーズATFプレミアムスペックに入れ替えを行います。

走行距離は約135000km。

3500t ですので、A760E 6速ATが搭載されています。

中古購入のため交換歴は不明。

長く乗りたいのでATのリフレッシュをとのことで、ご依頼頂きました。

試乗した感じは、この手のATF無交換車独特の遅れてシフトアップとクリープのなさがすぐ体感できました。

ドレンアウト時に比色用にビンに採取します。

真っ黒で焼けた匂いがします。

あのフィーリングからすると納得です。

バルブボディとストレーナーです。

バルブボディ等に気になる汚れの付着はありませんでした。

ソレノイドバルブが正常に作動するようになるか心配です。

オイルパンです。

オイルパンが黒いので汚れはなさそうに見えますが、意外と沈殿物、スラッジ等はありません(笑)

マグネットには距離相応の鉄粉量があります。

おそらく交換歴ナシとみていいと思います。

ふき取るとウエスが真っ黒になりました。

ストレーナーを外した状態です。

バルブボディも軽く洗浄しておきました。

新品のストレーナーに交換します。

オイルパン、マグネットをキレイに清掃。

オイルパンガスケットはもちろん新品を使用します。

数年前に購入したフリークさんオリジナルのF-PETを装着します。

私は一部加工して使ってます。

加工精度は抜群にいいです。(作りの割にリーズナブル)

これが製品と呼べるアタッチメントです。

アイシンAFW+をトルコン太郎にセットします。

新油を注入し、F-PETとトルコン太郎を接続後、エンジンをかけ、暖気したところです。

かなり濁ってますが、赤みは少しだけでましたね。

1回目のすすぎ圧送交換開始です。

右の廃油モニターを通過して廃油タンクにATFが流れていきます。

指定量の6割ほど圧送交換が進んでいる所です。

右の廃油モニター内のオイルの赤みがかなりでてきましたね

交換終了です。

このまましばらく放置します。

一筋縄ではいかないのが100000kmオーバーの無交換車です。

打ち合わせの段階で、こうなることは予想していましたので、2回のすすぎでお見積り差し上げています。

ベストな状態に仕上げたいので、2回目の圧送交換を行います。

指示量の約半分ほど、2回目の圧送交換が進んでいる所です。

先ほどの状態からでは、オーナー様ご希望の完全新油状態にはもっていけません。

2回目のすすぎ圧送交換終了です。

いい状態に仕上がりました。

さらにこのまま放置します。

違いが分かるATF、ワコーズATFプレミアムスペックをトルコン太郎にセットします。

ワコーズATF、CVTFプレミアムスペックの特徴です。

○滑らかな変速フィーリングと高い動力伝達能力を両立します。
○Full Synthetic Fluid (100%化学合成油)とすることで、優れた耐熱性および酸化安定性を長期間安定して維持します。
○国産ATFの性能規格である、JASO 1-A-LVに適合しており、安心して使用できます。
○油膜の保持と省燃費性能を両立した処方のため、幅広い車種への対応が可能です。

実際に入れ替えて変速フィーリング、加速感の違いを体感された方は多数いらっしゃいます。
AFW+よりも滑らかな変速と力強い加速に変わります。
低温時から高温時まで安定して油膜を保つことができます。
特に冬場の朝一番の低温時、1速から2速に切り替わるときのタイムラグが感じられなくなります。
パドルシフトの応答性もよく、シフトアップ、ダウン共にリニアに変速してくれます。
しっかりエンジンブレーキも効くようになる車両も多いです。
低粘度ですが耐久性も抜群にいいです。
多段式化したATはただでさえ低粘度のATFを使用しないといけないので、せん断安定性が特に求められます。
プレミアムスペックはせん断安定性が強く、長期にわたって強靭な油膜を保つことができるのでミッションの保護にもつながります。
このせん断安定性が弱いと粘度低下が早まるため、油膜が保てなくなりミッションにダメージがおよびます。

これから車を長く大事に乗られたい方、違いを体感されたい方、ワンランク上の性能を求める方には非常にお勧めのオイルになります。

国産メーカーのATFの中では広く輸入車のアプルーバルを取得している安心性能も売りですかね。
(ATFはアプルーバルよりも、動粘度が重要かと思います)

インターバルをしっかりとった後、写真には写らないほどの、細かい摩耗粉が対流していました。

この状態まで待ってから仕上げの入れ替え圧送交換を行います。

7〜8割ほど圧送交換が進んでいる所です。

右の廃油モニター内のオイルの色味がオレンジ色に変わってきました。

交換終了間際の写真です。

先ほどよりも赤みが薄くなってきたのがお分かりになりますでしょうか?

交換終了後5分程おいてから撮影した写真です。

現状、濁りも一切なくなり、いい状態に出来たと思います。

違いがはっきりと走りに出ることと思います。

車両を冷却後、診断機でライブデーターを確認。

規定温度内にオーバーフローさせます。

オーバーフロー時に比色用にビンに採取します。

ボケて見づらいですが、非常に透明感がでてますね。

学習値をリセットして作業終了です。

定番の比色です。

左から順に、ワコーズATFプレミアムスペックの新油、オーバーフロー時に採取した現在ミッションの中を流れているオイル、最初にドレンアウトしたオイルの順です。

私が試乗した感じだと、オーナー様からご指摘のあった症状は解消されていると思います。

次回の交換も是非、よろしくお願い致します。


当社では、お客様にお話をさせていただき、ご希望のフィーリングにできるよう、使用フルード、添加剤の使用の有無、交換量の選定をしてます。(ATF、CVTFはフルードの動粘度、特性等でフィーリングの変化が違います。好みのフィーリングから外れることもございますのでマッチングについてもお問い合わせください。)

ATF交換 CVTF交換トルコン太郎 による圧送交換はトルコン太郎設置店 愛知県 豊明市 M’s Factory にお任せください!!

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