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キャデラック SRX クロスオーバー トルコン太郎ATF圧送交換

キャデラック SRXクロスーバー Cadillac SRX 2012モデルです。

当社の10年以上前からの常連様の車両です。

ヤナセ物の正規輸入車を中古購入されました。

以前はリンカーンナビゲーター、2003モデルを当社で整備、修理を何度も行い、ずっと乗られてたのですが、おそらく総走行距離が30万キロほどで、ついにSRXに乗り換えとなりました。大きな故障はATオイルポンプ故障でリビルトATに乗せ換え、エアサス、電気関係のトラブルくらいでした。(私も修理し続けてきたので思い入れがあった車両です)

SRXは東海地区の中古車屋で安めの金額で手に入れたそうですので一度、車検を兼ねてリフレッシュしてほしいとのご依頼です。

整備はこちらです!

使用オイルは低価格なフルードですすぎ後、快適変速仕様に仕上げるため、NUTEC NC−65で仕上げます。

走行距離、約88000km。

GM製、6T70 横置き6速ATです。

オーナー様が購入後、約20000kmほど乗っているそうです。

ATF交換歴はまずないでしょうね。

試乗した感じでは、そこまで不具合があるような気になる症状はありません。

クリープがほぼないので、フルード自体の寿命はとっくに終わっていると思われます。

どこまでオーナー様に驚いていただけるか楽しみです。

予算の関係で、今回はドレンアウトせずの圧送交換を実施しました。

ATクーラーラインにホースを装着する際に比色用にビンに採取します。

ストレーナー交換をしたいのですが、パーツリストを確認すると、ミッションケース内にあるので、手軽に交換はできません。(ミッションをおろして、ケースを真っ二つに割れば可能かな?)

トルコン太郎を接続するホースを車両にドッキングです。

この車両も普通には接続はできません。

SRXとトルコン太郎を接続しエンジンをかけたところです。

トルコン太郎の中央のクリーナーモニター内にSRXのATFが流れてきていることが確認できますね。

1回目の圧送交換開始です。

かなりATFが黒いですね。

予算内で交換効率の良い方法で今回は圧送交換します。

おそらく完全にはキレイにできません。

右の廃油モニター内のオイルの色味に変化がでてきました。

6割ほど圧送交換が進んでいる所です。

先ほどよりも右の廃油モニター内のオイルに赤みが出てきました。

1回目のすすぎ圧送交換終了です。

濁りはかなり少なくなりましたが、明度が暗いですね。

このまましばらく放置した後、仕上げの入れ替え圧送交換を行います。

NUTEC Multi Fluid NC−65をトルコン太郎にセットします。

以下はNUTECホームページから引用しています。


ニューテックテクノロジー 独創的新世代ルブリカンツの秘密

オイルの分子構造を超微粒子化し、極薄で強鞍なSdl膜を形成。低フリクション化と油膜切れ防止、高シール性を両立
従来オイルの1/10以下の超微粒子構造のオイルは、せん断性、熱伝導性、確圧性に優れています。
微細化したオイルは金属表面に吸着し、極薄油膜を形成し強靭で油膜切れを起こさない理想的な滑接面を作りだしてエンジン内部のフリクションを劇的に低減し、パワーアップや静粛性が走り出した瞬間から体感できます。
従来にない新しい構造のオイル。添加剤に依存せずベースオイルを高性能化
添加剤に頼っていた今までのオイルとは全く違う発想で開発しています。ベースオイル自体を高性能化することによってオイル性能が劣化しにくい特徴を持っています。

以上です。

(基本、エンジンオイルの事が書いてありますが、基本理念は同じです)

NUTECさんは、「添加剤に頼らない、上質なベースオイルが基本、超微細なオイル構造が薄く強い油膜を作る」

とにかくこだわり抜いた思想のオイルメーカーさんです。

入れた方しかわかりませんが、ハードに走りこんでも熱ダレした感じがほぼありません。

NC−65はNUTECのプレミアムラインになります。

とにかくターゲットを絞って性能をとことん追求したシリーズ、とでもいいましょうか。

低粘度指定の多段AT、CVT車で冷帯時、温帯時とも極上の変速フィーリングとトルク感が手に入ります。

(私の経験上、6速〜8速のAT車は特におススメ!)

業者によっては大げさに最強のフルードだとか超高性能だから間違いないと言って勧められることも多々あるようです。(最近はNC−65がかなりネットに露出しており、その情報をあてにしていると思います)

実際に東海地区の他店でトルコン太郎使用でNC−65に入れ替えてから当社にフルードの種類の入れ替えをご依頼いただくケースが何台もございます。

おそらく店側がフルードの特性を理解していない、AT/CVT個体に対してのフルードの選択ミス。

好みがハッキリと分かれるフルードですので当社では説明をさせていただいてからフルードの選定、施工させていただいております。

NC−65は基本的にATFではございません。

インターバルをおいた後です。

右のクリーナーモニター内のオイルが現在です。

先ほどよりの濁ってきました。

この状態から仕上げの圧送交換開始です。

どこまでの仕上がりにできるかな?

右の廃油モニター内のオイルが徐々に赤みがなくなっていきます。

指示量の約半分ほど圧送交換が進んでいる所です。

右の廃油モニター内のオイルがピンク色になってきました。

仕上げの圧送交換終了です。

右のクリーナーモニター内のオイルが現在SRXのミッションの中を流れているオイルになります。

ビンの交換前のATFと見比べるとスッキリとクリアになりましたね。

予算内でキレイに出来ました!

ゲージ付き車ですので、ホースを外す際に比色用にビンに採取します。

流れ出るフルードは透明度も高いですね。

フルードレベル調整完了です。

診断機で各項目をゴチョゴチョして終了です。

定番の比色です。

左から順に、NUTEC NC−65の新油、ホースを外す際に採取した現在ミッションの中を流れているオイル、最初にドレンアウトしたオイルの順です。

オーナー様と試乗です。

クリープも復活、滑らかな変速フィーリング、マニュアルモードでのシフトの応答性の速さ、別の車を運転しているようだと非常に喜んでいただけました。

今はノーマルホイールですが、普段はジオバンナの22インチホイールを装着しているので、フィーリングは悪くなります。
予算があれば、私のお勧めの添加剤を入れたかったですね。
(ビッグサイズホイール装着車、牽引車には必須の添加剤になります)

当社では輸入車のATF圧送交換も積極的に取り組んでいますのでお気軽にお問合せください。

お客様にお話をさせていただき、ご希望のフィーリングにできるよう、使用フルード、添加剤の使用の有無、交換量の選定をしてます。(ATF、CVTFはフルードの動粘度、特性等でフィーリングの変化が違います。好みのフィーリングから外れることもございますのでマッチングについてもお問い合わせください。)

輸入車のATF交換 CVTF交換トルコン太郎 による圧送交換はトルコン太郎設置店 愛知県 豊明市 M’s Factory にお任せください!!

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