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メルセデスベンツ SL350 Mercedes Benz R230 トルコン太郎ATF圧送交換

メルセデスベンツ R230 SL350 です。

名古屋市南区からお越し頂きました。

新車購入後、一度もATFを交換した記憶がないらしく、まだまだ気に入って乗り続けたいとのことで、ご依頼いただきました。

セカンドカーで年間走行距離が少ない、せっかく圧送交換するのでと言うこと、ガンガンとエンジンブレーキをかけて走らせる乗り方をするようで、耐久性も優れているワコーズATFプレミアムSで仕上げることになりました。

私の予想をはるかに上回るATFの汚れ具合でした(笑)

走行距離の写真を取り忘れました( ノД`)シクシク…

ですが請求書に距離を記載していますので、約47000km。

ドレンアウト時にビンに比色用に採取。
ガンガン走られてるとのことですので、非常に汚いです(笑)

透明感ゼロ。

試乗した感じは、意外と気になる症状はなしでした。

722.6、 5速ATです。

7速より頑丈なATだと思いますが、時代の流れで、ほとんど7速になりました。(722.9)

オイルパン内部です。

ボケて見えにくくてすいません( ノД`)シクシク…

意外とオイルパンの底がグチャグチャになっていると予想したのですが、スラッジ、金属の破片は見受けられませんでした。

マグネットはこんな感じです。

しっかり鉄粉が吸着されていないのかな?

それとも、あのフルードのいろはクラッチの摩耗粉なのか。

バルブボディはまあまあの黒さでしたので、ついたままになりますが、洗浄後、ストレーナーを新品に交換しました。

時間と予算があれば取り外して上面とソレノイドも清掃したのですが。

他の作業と並行して行っていたため、悲惨な写真まで撮り忘れてすいませんm(__)m

EGSカプラーメスも取り替えます。

オイルパン、マグネットもいつものようにキレイに清掃後、新品のオイルパンガスケットを使い、組み戻します。

オイルパンボルトも新品で塑性域締め付けも行います。

車両とホースを接続します。

この車両も普通には接続はできません。

新油注入後、エンジンをかけてみてビックリしました。

かなりの汚さです。

先ほどバルブボディの洗浄時にオーナー様に2回のすすぎが必要な可能性があると連絡してあり、OKを貰っていますが、予想的中かもしれません。

圧送交換開始です。

走行距離50000km前のATFの汚さだと、トップクラスです(笑)

指定量の約6割ほど圧送交換が進んでいる所です。

右の廃油モニター内のオイルに少し赤みはでてきましたが、おそらく1回のすすぎではいい状態まではもっていけないと思われます。

1回目の圧送交換終了です。

少し赤みはでましたが、間近でフラッシュをたいて撮影しても、右のクリーナーモニター内のメッシュが透けて見えません

30分程放置しておきました。

この状態からではキレイに仕上げることは出来ません。

2回目のすすぎ圧送交換を行います。

圧送交換開始です。

相当ミッションに負荷のかかる乗り方をされていることが予想できます。

ですが、ベンツのオープンスポーツカーですからね。

M112エンジン、3500tでも十分走りますから、思いっきり遊びたいですよね(笑)

早い段階で油膜強度の優れたATFに変えておくと言う選択肢もアリかと思います。

指示量の4割ほど圧送交換が進んでいる所です。

さすがに2回目の圧送交換ですのである程度はキレイに仕上げると思います。

2回目の圧送交換が終了しました。

今回の場合は、1回でいい状態までもっていけないことが分かっていましたので、ATF内容量に対して、普段より控えめの量の圧送交換を2回行いました。

ワコーズATFプレミアムスペックをトルコン太郎にセットします。

ワコーズATF、CVTFプレミアムスペックの特徴です。

○滑らかな変速フィーリングと高い動力伝達能力を両立します。
○Full Synthetic Fluid (100%化学合成油)とすることで、優れた耐熱性および酸化安定性を長期間安定して維持します。
○国産ATFの性能規格である、JASO 1-A-LVに適合しており、安心して使用できます。
○油膜の保持と省燃費性能を両立した処方のため、幅広い車種への対応が可能です。

実際に入れ替えて変速フィーリング、加速感の違いを体感された方は多数いらっしゃいます。
AFW+よりも滑らかな変速と力強い加速に変わります。
低温時から高温時まで安定して油膜を保つことができます。
特に冬場の朝一番の低温時、1速から2速に切り替わるときのタイムラグが感じられなくなります。
パドルシフトの応答性もよく、シフトアップ、ダウン共にリニアに変速してくれます。
しっかりエンジンブレーキも効くようになる車両も多いです。
低粘度ですが耐久性も抜群にいいです。
多段式化したATはただでさえ低粘度のATFを使用しないといけないので、せん断安定性が特に求められます。
プレミアムスペックはせん断安定性が強く、長期にわたって強靭な油膜を保つことができるのでミッションの保護にもつながります。
このせん断安定性が弱いと粘度低下が早まるため、油膜が保てなくなりミッションにダメージがおよびます。

これから車を長く大事に乗られたい方、違いを体感されたい方、ワンランク上の性能を求める方には非常にお勧めのオイルになります。

国産メーカーのATFの中では広く輸入車のアプルーバルを取得している安心性能も売りですかね。
(ATFはアプルーバルよりも、動粘度が重要かと思います)

仕上げのワコーズATFプレミアムSに入れ替え圧送交換を行います。

廃油モニターのアップです。

徐々に赤みが薄くなり、オレンジ色になっていきますよ。

さらに赤みがなくなってきました。

圧送交換終了間際の写真です。

右の廃油モニター内のオイルの色味を見る限り、キレイに仕上がると思います。

ワコーズATFプレミアムSに入れ替え圧送交換終了です。

オーナー様のご希望の高い透明度に仕上がりました。

車両からホースを取り外す際に比色用にビンに採取します。

流れ出るフルードはキレイな飴色になっていますね。

722.6はDレンジかRレンジで温度を確認します。

フルードテンパラチャーセンサー2ヶ所で温度をモニターしていると言うことです。

フルードレベル測定はPレンジで行います。

SSTを使い、フルードレベル調整します。

学習値のリセットも行いました。

ゲージのキャップ、ロックピンを新品に交換します。

比色です。

左から順に、ワコーズATFプレミアムSの新油、ホースを外す際に採取した現在ミッションの中を流れているオイル、最初にドレンアウトしたオイルの順です。

オーナー様と試乗です。

出だしからガンガン踏まれていました。(笑)

シーケンシャルシフトでの応答性が早くスムーズ、シフトダウンも素早くなって、安心して攻められる!だそうです。

お気をつけてドライブを楽しんでください。

次回のATF交換は20000km後でお願いしますとお伝えしました。

当社では輸入車のATF圧送交換も積極的に取り組んでいますのでお気軽にお問合せください。

お客様にお話をさせていただき、ご希望のフィーリングにできるよう、使用フルード、添加剤の使用の有無、交換量の選定をしてます。(ATF、CVTFはフルードの動粘度、特性等でフィーリングの変化が違います。好みのフィーリングから外れることもございますのでマッチングについてもお問い合わせください。)

輸入車のATF交換 CVTF交換トルコン太郎 による圧送交換はトルコン太郎設置店 愛知県 豊明市 M’s Factory にお任せください!!

 
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