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GRS184 クラウン トルコン太郎ATF圧送交換

名古屋市中村区からお越しいただきました。

GRS184 クラウンアスリート です。

中古購入後、変速に違和感を感じ、当社で以前圧送交換をされたお客様の紹介で当社に問い合わせをいただきました。

使用オイルはアイシンAFW+で洗浄後、ワコーズATFプレミアムスペックに入れ替えを行います。

スピードメーターの故障で中古のメーターを装着されているようです。

オーナー様によると、約150000kmだそうです。

排気量3500cc 2GRですので、アイシンA960E 6AT搭載車。

2500cc 4GR用に小型化した A960系の親みたいなものです。

私の経験上、A760系のほうが耐久性が高い印象があります。

まずはドレンアウトします。

完全に無交換の色味をしています。

オイルパンです。

マグネットに鉄粉がほどほどについている程度ですね。

マグネットです。

距離なりの鉄粉量です。

ストレーナーの吸い口に気になる異物はありません。

ストレーナーを取り外しました。

バルブボディ等ミッション内壁はキレイめですね。

新品のストレーナーを取り付けます。

オイルパン、マグネットを清掃後、新品のガスケットを使用し組付けます。

ウォーマー&クーラーを取り外しアタッチメントを取り付けます。

アイシンAFW+をトルコン太郎にセットします。

新油注入後、エンジンをかけた状態です。

ドレンアウトした際にビンに採取したオイルと右のクリーナーモニター内の現在ミッション内を流れているオイルと見比べてみてください。

あまり色味が変わっていませんよね?

このまましばらく放置します。

30分程経過しました。

右のクリーナーモニター内のオイルのほうが少し赤みがある程度ですね。

交換開始です。

半分ほど入れ替わっている状態です。

右の廃油モニター内のオイルの色味が赤っぽくなってきましたね。

あと少しで交換が完了します。

交換終了です。

右のクリーナーモニター内のメッシュが見えているのがお分かりになりますでしょうか?

洗浄を2サイクル回すのも考えていましたが、次のワコーズATFプレミアムスペックへの入れ替えで完全にキレイに入れ替えれそうです。

ワコーズATFプレミアムスペックをトルコン太郎にセットします。

ワコーズATF、CVTFプレミアムスペックの特徴です。

○滑らかな変速フィーリングと高い動力伝達能力を両立します。
○Full Synthetic Fluid (100%化学合成油)とすることで、優れた耐熱性および酸化安定性を長期間安定して維持します。
○国産ATFの性能規格である、JASO 1-A-LVに適合しており、安心して使用できます。
○油膜の保持と省燃費性能を両立した処方のため、幅広い車種への対応が可能です。

実際に入れ替えて変速フィーリング、加速感の違いを体感された方は多数いらっしゃいます。
AFW+よりも滑らかな変速と力強い加速に変わります。
低温時から高温時まで安定して油膜を保つことができます。
特に冬場の朝一番の低温時、1速から2速に切り替わるときのタイムラグが感じられなくなります。
超低粘度ですが耐久性も抜群にいいです。
多段式化したATはただでさえ低粘度のATFを使用しないといけないので、せん断安定性が特に求められます。
プレミアムスペックはせん断安定性が強く、長期にわたって強靭な油膜を保つことができるのでミッションの保護にもつながります。
このせん断安定性が弱いと粘度低下が早まるため、油膜が保てなくなりミッションにダメージがおよびます。

これから車を長く大事に乗られたい方、違いを体感されたい方、ワンランク上の性能を求める方には非常にお勧めのオイルになります。

しばらく放置した後に仕上げの入れ替えを開始します。

右の廃油モニター内のメッシュが見えるほどに一回の洗浄でキレイになりましたね。

半分ほど入れ替えが進んでいるところです。

右の廃油モニター内のオイルの色味がワコーズATFプレミアムスペックの黄色に寄ってきましたね。

さらに色味が黄色に近づいてきました。

ビンに採取したドレンアウトしたオイルと比べると既に雲泥の差です。

交換終了間際です。

廃油モニター内のオイルがほぼプレミアムスペックの色味になりました。

交換終了です。

右のクリーナーモニター内のオイルが完全に透き通っているのがおわかりになりますでしょうか?

左の新油モニター内のプレミアムスペックの比べて遜色ない透明度です。

赤みは少し残っていますがここまで入れ替われば完璧ですね。

他の作業と並行しているのであらかじめアタッチメントを外す際に比色用にビンに採取しておきます。

真夏の気温が高い時の作業でしたので冷却に時間がかかります。

ATFと冷却水の温度を同じくらいまで下げる必要があります。

その後、規定温度でオーバーフローさせます。

オーバーフローの写真は今回はありません。

学習値のリセット等を行い作業終了です。

真ん中のビンのオイルが現在ミッションの中に入っているオイルです。

右の最初にドレンアウトしたオイルと比べてほぼ完全に左の新油モニター内のプレミアムスペックに入れ替わりました。

プレミアムスペックは無着色のフルードですのでAFW+の色味に干渉されてしまいます。

試運転の感想です。

クリープが強くなり加速、変速フィーリングも申し分ないほどに変わりました。

オーナー様も大満足!

圧送交換前、後々ミッションの乗せ換えまで検討されていたぐらいです。

ここまで性能が回復すればその必要ないでしょう。

これから長期間ミッションの保護ができると思います。


ATF交換 CVTF交換トルコン太郎 による圧送交換は トルコン太郎設置店 愛知県 豊明市 M’s Factory にお任せください!!

 
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